従来ライン上で不良品が発生した場合、「不良品」に対し不良信号(シフトにフラッグ)を乗せ該当する「不良品」を排出していましたが、もし不良信号が無くなった場合「良品」として判断されてしまいます。 「不良品」が「良品」として次工程に流れてしまう可能性がある限り、完全なセキュリティーシステムとは言えません。
弊社では完全なセキュリティーシステムを構築する為に、ポジティブフェイルセーフという考え方を採用します、この考え方は従来のシステムとは全く相反する考え方です、つまり「良品」に対し良信号(シフトにフラッグ)を乗せ、良信号の製品のみを次工程に流すシステムです。
このシステムを採用することで、良信号の無い製品はすべて「不良品」と判断し系外排出します。 系外排出装置については常時排出側に位置し、「良品」(良品信号)の場合のみ次工程供給側に駆動させます。 ポジティブフェイルセーフを採用することにより、停電やセンサー等のアクシデントに対し、有効的にその能力を発揮し、「不良品」が「良品」として次工程に流れることを100%防止します。
排除確認、存在確認
弊社ではポジティブフェイルセーフの考え方と排除の考え方をリンクする事により確実なラインセキュリティーを確立します、つまり『徹底してラインから不良品を出さない』システムの構築を行います。
この排除機能をより確実に作動させるにために次の2つの機能を付加します。
- 排出確認センサー → 不良品が確実に排出されたことを検出側にて確認します。
- 有無センサー → 万が一不良品を排除できなかった場合でも、ライン上の有無センサーにより存在確認を行い。機械停止を行います。
この2つのセンサーと良信号をリンクすることでセキュリティーシステムの構築が可能となります。